湿気が多い季節や部屋干しが多い家庭では、除湿機が大活躍します。
一方で除湿機はほしいけれど部屋が狭くておけるスペースが無いという方や、生活スペースではなく、クローゼットや押入れなどの狭いところの除湿をしたいという方も多いと思います。
そういうときに小型の除湿機は狭い空間でも使いやすく、さらに持ち運びも簡単なのでどこへでも持っていくことができます。
今回は、おすすめのコンパクト型除湿機を紹介し、その選び方やメリットについて詳しく解説します!
コンパクト型除湿機の特徴
コンパクト型の除湿機はメリットもあればデメリットもあります。よく特徴を理解しましょう。
省スペースで場所を取らない
クローゼットや押入れ、靴箱など湿気がたまりやすく狭い場所でも設置可能です。
他にも寝室や子供部屋に設置したり、部屋干しのときに使用したりなど、使用用途に合ったサイズや形状の除湿機にすることで、効率的に除湿することができます。
今まで対策として除湿剤を置いていた方は、買い替えたり処分したりと何かと手間がかかってしまいますが、コンパクト型の除湿機にすることでその手間も無くなり、さらに除湿剤よりも効率的にパワフルに除湿することができます。
小さい除湿機であればA4サイズほどの除湿機もあるので、通常の除湿機と比べてあまり設置場所のスペースを取らないのでおすすめです。
持ち運びが簡単
軽量でコンパクトなため、部屋と部屋同士の移動も簡単にできます。
また、コードレスタイプはコンセントに電源を接続する必要がないので、好きな場所に設置することができます。
軽いものだと重さが10kgほどしかないものもあるため、これなら部屋同士の移動を女性でもできるのでおすすめです。
省エネ
小型であるため電力消費が少なく、電気代を抑えることができます。
通常の除湿機は部屋全体を除湿するためのものですが、コンパクト型は寝室やクローゼット、押入れなど、居室よりもより小さい部屋や範囲を除湿する目的なので、消費電力も除湿能力も低くなっています。
除湿機の使用目的によってそれに適した除湿機を使うことで、それぞれで効率的な運転ができるので省エネに繋がります。
コンパクト型除湿機の選び方
どんな場所でどのような除湿目的かによって除湿機の選び方が変わってきます。
購入する前に確認しておきたいポイントを紹介していきます。
除湿能力
使用する場所の広さに応じた除湿能力を選びましょう。
一般的な除湿機は、6〜8畳程度の部屋に適したモデルが多いです。部屋の大きさに合わない除湿機を選んでしまうと、なかなか除湿ができなかったり、または過剰に除湿をしてしまったりして電力消費が大きくなってしまいます。
また、押し入れやクローゼットの中の除湿を目的とする場合は、除湿機の除湿能力や除湿方式、大きさなどが全く違ってくるので注意が必要です。
静音性
寝室やオフィスで使用する場合は、運転音が静かなモデルを選ぶと良いでしょう。音を配慮しなければならない空間では40dB以下が目安です。
静音設計の除湿機ならば30〜35dBのモデルもあるので、なるべく騒音を抑えたいのならば静音設計の機種を選ぶことをおすすめします。
機能性
除湿機を使うならば除湿以外の機能にも注目しましょう。
衣類乾燥機能があればより効率的に衣類を乾燥することができます。
タイマー機能は電源の切り忘れを防止することができますし、過剰な除湿や必要時間以上の除湿をすることがなくなり、結果的に省エネに繋がります。
連続排水機能はタンクが満水になることがなく自動的に除湿機が停止することがないので、長時間継続して除湿したいときにおすすめです。
使用目的に応じた便利機能が何があるかチェックしましょう。
除湿方式の決め方
使い方に合わせて除湿方式を決めましょう。除湿方式にはコンプレッサー式・デシカント式・ハイブリッド式・ペルチェ式の4つの方式があります。除湿目的によってそれぞれ適した方式があるので詳しく解説していきます。
コンプレッサー式:除湿能力が高い 夏場向き
コンプレッサー式の特徴は、消費電力が少ないわりに除湿能力が高いことです。
夏場や梅雨の時期などのじめじめとした時期に最も効力を発揮します。
ただし、コンプレッサーを使っているので静音性能は劣ることと、本体サイズがデシカント式に比べて大きくなってしまいます。
デシカント式:静音運転 冬場向き
デシカント式の特徴は、低温時でも除湿をすることが可能で、一年を通して使用することができます。
また、コンプレッサーがないことで、軽量で騒音も少ないことから、寝室の除湿におすすめです。
一方で除湿の仕組みとしてヒーターを使用して除湿を行うため、電力消費が大きいことと、室温が上昇してしまうため、夏場などで使用する場合はエアコンとの併用が必要になってきます。
ハイブリッド式:最適運転でコスパ良 一年中使用可能
ハイブリッド式の特徴は、コンプレッサー式とデシカント式の両方の特徴を併せ持った方式で、環境に合わせて自動的に最適な運転をすることが可能です。
デメリットとしては、価格が高いことと、本体サイズが大きくなってしまうことです。
それでも一年を通して除湿機を使いたいならばハイブリッド式の購入がおすすめです。
ペルチェ式:コンパクトサイズ 部分的な除湿
ペルチェ式の特徴は、どの方式の除湿機よりもコンパクトで、運転音も静かということです。
半導体を使用した除湿方式をするモデルが多くあり、コードレスのタイプもあるため、押し入れやクローゼットなどの使用に向いています。
ただし、除湿能力は他の方式と比べるととても低いので、部屋全体の除湿をするには不向きであり、頻繁にタンクの水が満水になってしまうので、排水の手間が多くなります。
おすすめのコンパクト型除湿機
コンパクトな除湿機の中でも「小さな部屋全体の除湿が目的」の場合と「クローゼットや押入れなどのより狭い限定的な除湿が目的」の場合の2つのパターンがあると思います。
それぞれの目的に応じておすすめする除湿機を紹介するのでチェックしてみてください。
小さい部屋におすすめの除湿機
①シャープ 衣類乾燥除湿機 コンプレッサー式 CV-S71-W
プラズマクラスターを搭載しているため空気清浄も同時に行えます。性能も高い上に価格も除湿機のなかでは非常に価格はお手頃のためコスパは最強です。
②コロナ 衣類乾燥除湿機 コンプレッサー式 CD-S6324(W)
除湿能力が高くパワフルに除湿することが可能です。衣類乾燥の機能が豊富なので部屋干しする方に非常に好評です。取っ手もついているので持ち運びもしやすく、衣類乾燥するスペースに持ち運んで使用することができるので便利です。
③ALL 除湿機 ペルチェ式
上の2つの除湿機よりもさらにコンパクトサイズで、トイレや洗面所、寝室などの除湿に最適です。
押し入れやクローゼットなどさらに小空間におすすめの除湿機
①Yoitas コンパクト型除湿機 ペルチェ式
電源不要で静音なので、クローゼットや押入れの除湿にぴったりです。除湿で満タンになったら、コンセントに電源につなぐと乾燥してくれるので連続して使用することもできます。
②ドリテック コンパクト型除湿機 ペルチェ式
価格も安く操作も簡単なので、迷ったらこの除湿機にすることをおすすめします。ただし、電源接続は必要なのでそこだけは注意してください。
③KLOUDIC 除湿機 DH-CS02
タイマー機能やスリープモードなど、いろいろな便利な機能があります。取っ手もついているので持ち運びやすいです。
まとめ
今回はおすすめのコンパクト型除湿機を紹介し、その選び方やメリットについて解説しました。
使用する環境や用途によって、みなさんに合った除湿機を選ぶための参考になればと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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