今回はダイニチの加湿器の特徴を解説します。
ダイニチは開発・設計・組み立てなどの工程を全て国内で行っているメーカーです。
加湿器のシェアとしては日本国内で第1位となっており、多くの人がダイニチの加湿器を求めています。
ダイニチの加湿器はどこが優れているのか、多くの人がダイニチの加湿器を選ぶ理由は何か。詳しく解説していきますのでぜひチェックしてみてください!
ダイニチとは
ダイニチ工業株式会社は、新潟県新潟市に本社を置く暖房機器や環境機器の製造・販売を行うメーカーです。
1954年に前身となる会社を設立し、その後、経営不振の整理の後、1964年に現在のダイニチ工業が設立されました。業務用大型石油ストーブ、家庭用石油ファンヒーターではシェア首位を獲得し、現在では暖房機器だけではなく、加湿器や空気清浄機なども製造・販売している大手メーカーとなります。
加湿器メーカーの中でもダイニチの加湿器は人気が高く、2003年に加湿器の販売を開始し、2024年には累計生産台数が380万台を突破しています。
シェアに関してはダイニチは1位を獲得しており、その人気がうかがえます。
ダイニチの加湿器の特徴
ダイニチの加湿器は加熱と気化式を組み合わせたハイブリッド式を採用しています。
湿度が低いときは、水を含んだフィルターにヒーターで温めた温風をあてて素早くパワフルに加湿できる温風気化式で加湿し、湿度が上がった後は、常温の風をあてる気化式に切り替わります。
もともと気化式は電気代のかからない省エネな加湿方式でしたが、部屋全体を加湿しきるまで多少時間がかかることがデメリットでした。
しかし、ダイニチの加湿器は湿度に応じて加湿方式を切り替えるため、高性能と省エネ性を両立させた、いいとこ取りの加湿方式の加湿器なのです。
また、気化式の加湿器を使う際にはお手入れのやり方に注意しなければいけないことは、加湿器の水はカビや雑菌が繁殖しやすいので、こまめなお手入れが必要になるということです。
その点、ダイニチの加湿器はお手入れがしやすいよういろいろな工夫がされています。加湿器のトレイはシンプルな構造にして凸凹をなくして「抗菌フラットトレイ」を採用し、雑菌の繁殖を抑えつつお掃除がしやすい構造になっています。
ほかにも「カンタン取替えトレイカバー」や「カンタン取替えフィルター」は、ワンシーズン使ったらお手入れ不要で捨てるだけで、文字通り簡単に取り替えることができ、お手入れの手間を減らします。
静音性の高さも高評価で、大きくても30dB程度と、人のささやき声程度の音の大きさで運転することができ、最小音では13dBといったほとんど人間の耳では聞こえないレベルの運転音となっています。
風の経路や部品の形状などを徹底的に研究したダイニチの加湿器は、業界トップクラスの静音性を実現することができ、家族の日常のひとときや、就寝時の穏やかな眠りを大切にしてくれます。
デザイン性は、白や黒を基調としてシンプルな設計ですが、スタイリッシュな印象を持たせてくれるおしゃれなデザインとなっているため、部屋に置いてもインテリア性を損なうことはなさそうです。
おすすめのモデル
ダイニチのおすすめの加湿器のモデルを紹介します。
性能の違うタイプの中でも、加湿能力を部屋の広さごとに合わせたモデルがあるので、どんな部屋でも最適な加湿能力の加湿器を選ぶことができます。
LXCタイプ 多機能・高機能の大容量タイプ 木造16/20畳
型番 | HD-LXC1000C | HD-LXC1200C |
加湿方式 | ハイブリッド式 | ハイブリッド式 |
定格加湿能力 | 960 mL/h | 1,200 mL/h |
適用床面積 | 木造16畳/プレハブ洋室27畳 | 木造20畳/プレハブ洋室33畳 |
消費電力(静音運転時) | 420 W(415 W) | 665 W(415 W) |
参考価格 | 35,000円 | 38,000円 |
LXCタイプは大容量の加湿運転で大きな空間もパワフルに潤すことができる、ダイニチのハイエンドモデルの加湿器です。
従来の同機種よりも湿度を60%に到達させるまでの時間を約17分も短縮させることができ、高い加湿能力を備えているにもかかわらず、コンパクトで使いやすい本体サイズとなっており、インテリアになじむデザインとなっています。
ハイブリッド式のメリットを利用し湿度に応じて運転方式を切り替えることと、エコモータによる送風量を細かくコントロールする運転を組み合わせることで、電気代を抑えることができます。
運転モードも細かな設定ができ、急速にパワフルに加湿することができる「ターボモード」や、通常運転の「標準モード」、就寝時におすすめの「静音モード」、気化式で運転を行い、消費電力を抑える「ecoモード」、室温に応じてできるだけ高い湿度を保ち、のどや肌を守る「のど・肌モード」などがあります。
さらにこのモデルはスマートリモコンに対応していることが大きな特徴です。スマホやタブレットなどから簡単に操作が可能で、加湿器本体から離れた場所や外出先からでも運転操作ができます。
広い部屋で、さらに高機能な加湿を求める方におすすめです。
RXCタイプ お手入れ簡単。デザインモデル 木造14/19/24畳
型番 | HD-RXC500C | HD-RXC700C | HD-RXC900C |
加湿方式 | ハイブリッド式 | ハイブリッド式 | ハイブリッド式 |
定格加湿能力 | 500 mL/h | 700 mL/h | 860 mL/h |
適用床面積 | 木造8.5畳/プレハブ洋室14畳 | 木造12畳/プレハブ洋室19畳 | 木造14.5畳/プレハブ洋室24畳 |
消費電力(静音運転時) | 163 W(161 W) | 290 W(283 W) | 470 W(283 W) |
参考価格 | 21,098円 | 24,200円 | 28,025円 |
RXCタイプは、部屋の広さに合わせて3種類のモデルがラインナップ。ダイニチのミドルクラスモデルの加湿器です。
特にお手入れのしやすさが向上しており、使い捨てのトレイカバーやフラットタイプのトレイ、給水タンクも広口でお手入れのストレスを軽減してくれます。
カンタン取替えトレイカバーは、1シーズンごとに取り換えるのですが、使い捨てですぐに取り替えることができるので、多くのユーザーからお手入れが楽になったという評価を得られています。
さらに、雑菌やカビが繁殖しやすい空気取込口とトレイ、気化フィルターには抗菌加工が施されており、「Ag+抗菌アタッチメントEX」と呼ばれるタンクキャップに装着しているアタッチメントは、そこから水中に溶出した抗菌成分がタンク内の雑菌やカビの繁殖を抑えてくれるなど、清潔に保つための工夫が数多く施されています。
デザインもシンプルな四角いフォルムで、置きやすいコンパクトサイズとなっており、取手もついているので持ち運びが簡単です。昼間はリビングで使用し、就寝時は寝室に移動して使うことも簡単にできます。
一般的な広さのリビングで、清潔でお手入れが簡単な加湿器を求めている方におすすめです。
Nタイプ ホワイト基調デザインのスタンダードモデル 木造5/8.5/12/14.5畳
型番 | HD-N324 | HD-N524 | HD-N724 | HD-N924 |
加湿方式 | ハイブリッド式 | ハイブリッド式 | ハイブリッド式 | ハイブリッド式 |
定格加湿能力 | 300 mL/h | 500 mL/h | 700 mL/h | 860 mL/h |
適用床面積 | 木造5畳/プレハブ洋室8畳 | 木造8.5畳/プレハブ洋室14畳 | 木造12畳/プレハブ洋室19畳 | 木造14.5畳/プレハブ洋室24畳 |
消費電力 (静音運転時) | 98 W(93 W) | 163 W(161 W) | 285 W(280 W) | 470 W(283 W) |
参考価格 | 16,840円 | 17,380円 | 21,494円 | 24,952円 |
Nタイプは、シンプルでコンパクトなホワイト基調のボディの、ダイニチのスタンダードモデルです。
加湿器の基本性能は申し分なく、初めて買うならこの製品で十分だと思います。
湿度設定は70%、60%、50%と3段階から選択することが可能で、その時の部屋の状況によって設定を変えることができます。
運転の種類も「標準モード」「静音モード」「ecoモード」「のど・肌モード」「おやすみ加湿」など、多くの機能が搭載されています。
また、RXCタイプと同じように、空気取込口とトレイ、気化フィルターには抗菌加工が施されており、「Ag+抗菌アタッチメント」も採用されています。お手入れも簡単な設計となっているため、清潔を維持しやすくなります。
スタンダードモデルのNタイプはほかのタイプと比べて少し機能面に関して劣るところがあるものの、必要十分な機能は搭載されており、価格も比較的安くなっているため、とりあえずこのタイプの加湿器を買っておけば間違いないです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ダイニチの加湿器は加熱と気化式を組み合わせたハイブリッド式の加湿器が特徴です。
加湿器に関してダイニチの加湿器はシェアが第1位になっているほど人気が高く、国内で製造・販売を行う国産メーカーなので信頼性があります。
機能面や性能面、安心・安全性を重視する人はダイニチの加湿器の購入をおすすめします。
最後までご覧いただきありがとうございます。
コメント