今回は象印の加湿器の特徴を解説します。
象印と言えば象印マホービンを思いつく方もいる通り、電気ポットが有名なメーカーです。
象印が販売する加湿器は、まさに湯沸かしポットの仕組みと同じような「スチーム式」の加湿器がメインとなっています。
国内メーカーの中でもスチーム式において、パワフルで高品質な加湿器を多く発売しているため人気が高いです。
そのような加湿器を探している方はぜひチェックしてみてください。
象印とは
象印(正式名称:象印マホービン)は家電メーカーとして1918年に創業しました。はじめは魔法瓶の製造と販売を行っており、優れた保温・保冷性能が多くの人に支持されています。
現在は電気ポットや炊飯器といった家庭用調理器具の市場にも参入しており、IH炊飯器とジャーポットの市場占有率は日本国内で1位を占めています。
また、空気清浄機や加湿器、除湿機といった生活家電も得意分野としていて、こちらも多くの人から好評が得られています。
象印の加湿器の特徴
象印の加湿器は、電気ポットでも活用されている加熱や保温の技術を基に、加湿方式がスチーム式の加湿器のみを取り扱っています。
加湿方式について詳しく知りたい方は、以下の記事にて解説していますのでよかったら参考にしてみてください。
スチーム式の加湿器をメインとする象印には3つのこだわりがあります。
「きれいな蒸気で毎日心地よくうるおす」
清潔なうるおいを届けるためには、沸とうさせた清潔な蒸気を出すことのできるスチーム式の加湿器が最適です。
沸騰させた後、約65℃まで冷ましてから蒸気を排出して部屋の加湿をします。そのため広範囲を短時間でパワフルにお部屋を⼼地よくうるおしてくれます。
「お手入れ簡単、毎日使えるシンプル構造」
スチーム式の加湿器ではフィルターが必要なく、フッ素加⼯がされた広⼝のポット型のシンプルな構造なので、超音波式や気化式に比べてお手入れを簡単にすることができます。
加湿器にとってお手入れは非常に重要なので、その手間が少なくなるのはとても大きなメリットです。
また、広⼝なので給⽔や湯捨ても簡単にできます。
「毎日の使用を考えた充実の安心設計」
水を熱して蒸気で加湿するため、他の方式に比べて安全性に少し難がありますが、安心に使うための工夫を設計して作られています。安全対策をいくつもしているため、子どもやペットがいる家庭でも使うことができます。
①チャイルドロック・・・ロックキーの長押しすることで、すべての操作ができなくなります。
②ふた開閉ロック・・・レバーでふたを常にロックしているので転倒しても簡単に開かない構造になっています。
③転倒湯漏れ防止構造・・・本体をうっかり倒しても湯漏れを最小限に抑えることができます。
ただし、象印の加湿器のデメリットとして省エネ性やデザイン性が低いことがあげられます。
スチーム式の特徴上、水を沸騰させるためにヒーターを使うので、消費電力がほかの方式に比べて多くなってしまいます。
短時間でパワフルに加湿できる分、電気代がかかってしまうことに注意が必要です。
また、デザインも電気ポットと同じような見た目になってしまうので、超音波式や気化式に比べてインテリアの中でのデザイン性にはあまり期待できません。
機能的で実用性を重視したい方で、デザイン性をあまり気にしない方にとってはおすすめです。
おすすめのモデル
象印のおすすめの加湿器を紹介します。
加湿方式はスチーム式のみのラインナップとなっています。いろいろな能力の加湿器が発売されているので、加湿したい部屋の広さに合った加湿器を選ぶことができます。
EE-TA60 広いリビングで使えるハイパワータイプ 木造10畳
型番 | EE-TA60 |
加湿方式 | スチーム式 |
定格加湿能力 | 600 mL/h |
適用床面積 | 木造10畳/プレハブ洋室17畳 |
消費電力(湯沸時/加湿時) | 985 W/495 W |
参考価格 | 27,450円 |
広いリビングなどのスペースでも使えるハイパワーな加湿器です。木造和室は10畳、プレハブ洋室は17畳まで加湿することができます。
部屋の湿度やタイマー設定が一目で分かるように、設定の状況が本体にデジタル表示されます。また、温度と湿度のデュアルセンサーが快適な湿度を自動コントロールし、3段階の自動加湿モードを選択できます。
加湿が弱モードの場合の運転音は約30dBと、就寝時や仕事中でも運転音が気になりにくく、優れた静音性が実現します。沸騰音を低減する「湯沸かし音セーブモード」もあり、湯沸かしのスピードをゆっくりにすることで湯沸かし音を小さくすることができます。
ほかにもタンクのお湯が少なくなると、ブザーとデジタル表示で給水のタイミングを知らせてくれる機能や、1~9時間の9段階の入/切タイマーが搭載されています。
象印の加湿器の中では、ハイクラスの性能です。
EE-DE35/ EE-DE50 リビング・寝室で使える長時間加湿タイプ 木造6畳/8畳
型番 | EE-DE35 | EE-DE50 |
加湿方式 | スチーム式 | スチーム式 |
定格加湿能力 | 350 mL/h | 480 mL/h |
適用床面積 | 木造6畳/プレハブ洋室10畳 | 木造8畳/プレハブ洋室13畳 |
消費電力(湯沸時/加湿時) | 985 W/305 W | 985 W/410 W |
参考価格 | 19,800円 | 24,611円 |
長時間加湿することが可能で、連続加湿時間は約8時間です。就寝時やお出かけ前に加湿したいときにも役立ちます。
6畳タイプか8畳タイプか選ぶことができるため、あまり広くない部屋や一人暮らしの部屋などにちょうどよく、先程のハイクラスモデルのEE-TA60よりも価格を抑えることができます。
デュアルセンサーや入/切タイマー、湯沸かし音セーブモードなど、ハイクラスモデルと同様な機能もついているので、6~8畳くらいの部屋の広さで、高性能な加湿器を求めている人におすすめです。
EE-RT35/ EE-RT50 スチーム式のベーシックタイプ 木造6畳/8畳
型番 | EE-RT35 | EE-RT50 |
加湿方式 | スチーム式 | スチーム式 |
定格加湿能力 | 350 mL/h | 480 mL/h |
適用床面積 | 木造6畳/プレハブ洋室10畳 | 木造8畳/プレハブ洋室13畳 |
消費電力(湯沸時/加湿時) | 985 W/305 W | 985 W/410 W |
参考価格 | 13,780円 | 14,617円 |
機能性と使いやすさを両立した加湿器です。先ほどのEE-DE35/50のタイプと同じ能力ですが、こちらは使える機能を絞ることでもう少し価格を抑えることができます。
連続加湿時間もこちらは6時間ですが、弱運転なら一日中ずっとつけていることが可能です。
本体前面には湿度モニターが備えられており、現在の湿度を低湿・適湿・高湿の3段階で表示し、室内の状態をひと目で確認することもできます。
6~8畳くらいの部屋の加湿を目的とするならば、こちらのベーシックタイプの加湿器を購入しておけば間違いないです。
EE-MA20 寝室に使えるコンパクトタイプ 木造3畳
型番 | EE-MA20 |
加湿方式 | スチーム式 |
定格加湿能力 | 200 mL/h |
適用床面積 | 木造3畳/プレハブ洋室6畳 |
消費電力(湯沸時/加湿時) | 650 W/190 W |
参考価格 | 15,800円 |
寝室や書斎など、小さな部屋での使用に最適な加湿器がこちらです。静音モードでは約30dBで静かに運転することができるため、就寝中や書斎での作業中にもあまり気にならずに使用することができます。
連続加湿時間も約8時間持続することも大きな特徴です。
空焚き防止機能が搭載されているので、就寝中に万が一切り忘れたり、切タイマーを忘れていたとしても安心です。
また、狭い部屋で使われることが予想されるので倒してしまうリスクが大きくなることから、転倒時自動オフ機能が搭載されていることも安心して使うことができる工夫の一つです。
「クエン酸洗浄モード」
クエン酸洗浄モードはどの機種にも備わっている機能で、別売り品の「ポット内容器洗浄用クエン酸 ピカポット」を使用して掃除をします。溶かした本製品を入れクエン酸洗浄モードでお手入れするだけで簡単に清潔を保つことができます。
お手入れの際は、スチーム式の加湿器はフィルターがないのでフィルター掃除の手間がかかりません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
象印の加湿器はスチーム式に特化していることが最大の特徴です。スチーム式の加湿器をお探しの方はぜひ象印の加湿器の購入をおすすめします。
また、加湿器のことについて解説している記事がいろいろありますので、もしよかったら見てみてください。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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