冬の乾燥する時期には加湿器が必需品となってきます。
ただ加湿器といっても種類や機能がたくさんあり、自分の生活に合った加湿方式はなんだろうと迷っている方も多いと思います。
そこでこの記事では、加湿方式ごとにどのような方におすすめできるのかを紹介します。ぜひみなさんの家にぴったりの加湿器を見つけるための参考にしてみてください!
加湿方式の種類
加湿方式は主に、スチーム式・気化式・超音波式・ハイブリッド式の4つがあります。
それぞれの特徴を表にまとめたのでご覧ください。
スチーム式 | 気化式 | 超音波式 | ハイブリッド式 (加熱気化式) | ハイブリッド式 (加熱超音波式) | |
加湿性能 | △ | ◎ | 〇 | ◎ | △ |
加湿スピード | ◎ | △ | 〇 | 〇 | 〇 |
メンテナンス性 | ◎ | △ | △ | △ | 〇 |
運転音 | △ | △ | 〇 | △ | 〇 |
本体価格 | ◎ | △ | ◎ | 〇 | 〇 |
電気代 | △ | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 |
デザイン性 | △ | 〇 | ◎ | △ | ◎ |
総合点 | 6点 | 5点 | 9点 | 5点 | 7点 |
さらに詳しい解説は、以下の記事にて紹介しているのでぜひ見てみください。
衛生的でパワフルに加湿したい人は「スチーム式」
加湿器は性質上、水分を空気中に放出させるため、本体にカビや雑菌が繁殖してしまうリスクがあります。しかし、スチーム式は毎回水を沸騰させることによって加湿を行うので、沸騰により菌が死滅し、カビや雑菌の繁殖のリスクがほかの方式と比べて格段に少なくなります。
加湿の原理的には、やかんやポットでお湯を沸騰させて、水蒸気を発生させることと同じようなシンプルな構造なので、お手入れに関しても、ほかの加湿器に比べてとても簡単にできるので、より清潔を保ちやすいと言えます。
加湿のスピードも速くパワフルなことも利点のひとつですが、水道水に含まれるミネラル分などが結晶として固化してしまい、不具合や加湿効率の低下を招いてしまうことがあり、その点には注意が必要です。
また、水を沸騰させて加湿を行うため、電力の消費が大きいことと、本体や吹き出し口から出る水蒸気が熱くなるため、電気代を抑えたい人や小さい子どもがいる家庭にはおすすめできません。
◯衛生的に ◯お手入れが少なく ◯パワフルに加湿
をしたい人におすすめできる方式です。
・おすすめスチーム式加湿器
子どもがいて発熱する加湿器を置きたくない人は「気化式・加熱気化式」
加湿器を使う際に気になるのが安全面のこと。特に小さな子どもがいる家庭では、好奇心にそそられて水蒸気や吹き出し口を触ってしまう恐れがあります。スチーム式などは水を沸騰させて加湿を行うので、本体や吹き出し口が熱くなっているので危険です。
このように小さな子どもが加湿器でやけどをしないか心配な方には、気化式・加熱気化式の加湿器をおすすめします。
加湿の原理的には、濡れたタオルに風を当てて水分を気化させるという仕組みと同じで、フィルターに浸透させた水分を、風を通し気体として放出させるため、水の粒子が小さく、雑菌の放出を抑えることができ、広い部屋でも加湿することができるため、加湿の性能として高い方式です。
仕組みが簡単なので、少ない消費電力で加湿することもできます。
デメリットとして加湿のスピードが遅いことがあげられますが、(加熱気化式ならばその弱点を解消できます)部屋の湿度が十分加湿されると、気化式の特性上、フィルターから気化する水分が自動的に減るので、加湿のし過ぎを防止することができます。
しかし、本体の価格は多少高めなことと、水タンクやフィルターに雑菌やカビが発生しやすいため、定期的なお手入れをしなければならないことに注意しましょう。
◯少ない消費電力 ◯小さい子どもやペットがいる家庭 ◯高い性能の加湿
を求めている人におすすめできる方式です。
・おすすめ気化式加湿器
低価格で、デザイン性・コンパクト性を重視する人は「超音波式・加熱超音波式」
超音波式は水を振動させてミストを発生させる方式です。特徴としては熱を使って加湿するわけではないので、安価でシンプルな構造であることです。
気化式やスチーム式は、本体の価格と、使用時の消費電力の高さ、どちらかを目をつぶらなければならないのですが、超音波式の加湿器ならば、本体価格も消費電力もどちらも抑えることができる方式となっています。
加湿の原理的には、霧吹きで水分を拡散させているような仕組みで、仕組み上価格が安いだけでなく、シンプルな構造で加湿できるためデザイン性が高いものや、小型にしてコンパクトなものまであるため、部屋に圧迫感なく、インテリア性を重視して加湿器を設置することができます。
一方、水を加熱も気化もせず、水の粒子として室内へ放出するため、水に含まれるミネラル成分や雑菌をそのまま空気中に撒き散らすことになります。(加熱超音波式ならばある程度解消することができます)タンクやフィルターなどの手入れを怠り、雑菌などが繁殖してしまうと、それらが室内に拡散されてしまうので、逆に健康を害してしまうことになります。
衛生面において、ほかのどの方式よりも手入れが一番必要になる方式なので、メンテナンスが面倒だと感じる方にはおすすめできません。
◯本体価格も電気代も安く ◯インテリア性・コンパクト性
を求めている人におすすめできる方式です。
・おすすめ超音波式加湿器
そのほかに考慮するべき機能
今加湿方式ごとの特徴を解説し、どんな人におすすめかを紹介しました。
ただし、加湿方式だけではなくそれ以外の機能も考慮して加湿器を選ぶことをおすすめします。
大まかに自分がほしい加湿器の方式が決まったら、次はそのほかの機能についても注目してみてください!
タンク容量・形状
長時間加湿を行う場合は、水のタンクの容量が大きいものを選ぶのがおすすめです。そうすることで頻繁にタンクの給水をする手間を少なくすることができます。
ただし、あまり大きすぎても給水する際に洗面所やキッチンの流しにタンクが入りきらない可能性もあるので、自宅の給水場所が給水しやすいかということも考慮する必要があります。
また、タンクをわざわざ取り出さなくても、上部の注ぎ口からそのまま給水できるようなタイプの加湿器もあるので、購入の際はいろいろ検討してみてください
お手入れのしやすさ・衛生対策
加湿器のメンテナンスは、加湿器を使っていくうえで必要不可欠です。内部の構造があまり複雑すぎるとお手入れも大変ですし、手入れが行き届かない場所が出てきてしまいます。
フィルターも定期的に交換する必要があり、交換せず使い続けると寿命が短くなったり健康被害が出てしまうので、フィルターに負荷がかかりにくい加湿器を選ぶことも大事です。
また、本体内部や水タンクに抗菌素材などを使用して雑菌やカビの対策をしている加湿器もあるので、お手入れの頻度を少なくすることができ、衛生的に使えるのでおすすめです。
アロマ対応
アロマオイルに対応している加湿器なら、加湿効果だけでなく香りを楽しむことができます。
ただし、加湿器用のアロマを使用する必要があり、オイルを直接水タンクに入れることができないものもあります。使用方法を間違えると故障や雑菌の繁殖になったりするので、基本的に必ず説明書を読んでから使うようにしましょう。
正しく使うことができれば一層生活空間の満足度が上がること間違いなしです。
まとめ
今回はそれぞれの加湿方式について、どのような方がおすすめなのかを解説しました。
改めて以下にまとめます。
ほかにも加湿器について解説している記事があるので、よかったら参考にしてみてください。
加湿器のお手入れ方法を知りたいという方はこちらを確認↓
加湿器の正しい使い方について詳しく知りたい方はこちらを確認↓
最後までご覧いただきありがとうございます。
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